トリコロールたちとの日々

On vit ensemble, on meurt ensemble.(レ・ブルーと共に生き、共に死ぬ女のブログ)自分で見返す為に書いてる

2023年のショッキングな出来事とEUROメンバー予想

2023年のレ・ブルーは、ワールドカップからあまり変わり映えのしないチームでしたが、実はいくつか大きな変化がありました。 ①ル・グラエ長期政権のあっけない終わり カタールW杯準優勝後、FFF会長だったル・グラエ氏は、相変わらずの寵愛ぶりでデシャンと20…

デシャンは永遠の総書記ならぬ永遠の監督? ル・グラエ会長の任期は2025年まで

FINAL アルゼンチン戦の主観的な選手採点 ロリス 5.5 メッシのミドルシュートを止めた場面は盛り上がったけど、試合中のセーブはコースの甘いものだけ。EUROに続いてPKを1本も止めることができなかった。 ヴァラン 6.0 随所に素晴らしいプレーを披露していた…

フットボール史に残るフィナーレの敗者

21世紀になってからのワールドカップでは、人々に語り継がれるような名勝負はなかなか生まれてこなかったと思う。ただの名勝負ではなくて、語り継がれるようなという形容詞がつく名勝負。 そして世界中の多くの人々が望んでいた名勝負は、決勝戦という大舞台…

運命的な20年後の対戦

フランス、アルゼンチン。 ここ数年世界最強の選手層を誇るチームと、世界最高、歴史上最高の選手を擁するチームの対戦。 ロシアでの素晴らしいシーソーゲームは記憶に新しいですが、メッシからすればやはりフランスは越えなければならない壁ですね。 決勝は…

EURO2022FINALとアラブの夢

待ち望んだ対戦 フランスvsイングランドという夢の対決。両チームとも現在タレントの宝庫であり、この2チームとポルトガルを含めた3ヶ国が次のEURO2024の優勝候補になるでしょう。 4年前にもこの両チームの対戦は決勝戦で実現する可能性がありましたが、イン…

私が一生大切にしたい思い出の試合と同じ対戦カード

Photo:Getty images フランスvsイングランド󠁧󠁢󠁥󠁮󠁧󠁿 この両国が歴史上、外交上で深い関係にあること。良きライバルであること。約100年も戦争をしていた事は皆が知っています。 それはサッカーにおいても例外ではありません。90年代から現在までプレミアリー…

杞憂に終わった8分の1ファイナル

去年のEUROとは違って積極的な姿勢が見られたポーランド戦前半。比較的安心して見ることはできましたが、先制するまでは危ないシーンも作られたので一歩間違えていたら大変な事になっていたかもしれません。 まずはジルーの決定機。あれを外してしまうとかな…

EUROの教訓

さぁついにノックアウトラウンド! チュニジア戦の事は引きずらないで頑張ってほしい。相手はポーランドですが侮ってはいけないですね。去年のEUROの決勝トーナメント1回戦では決してグループリーグで調子の良くなかったスイスに負けました。 https://izumee…

捨て試合と化したチュニジア戦、デシャンの中盤

2006年のジダンの引退まで、フランスは約10年ジダンのチームであり彼を中心に攻撃を組み立てることが戦術でした。ジャック・サンティニ時代にはジダンの負担を軽減しようとしましたが、逆に個々が連動できずバラバラになり上手くいかなくなる結果に。 そのジ…

デンマークへの借りを返す

今年3回目のデンマークとの対戦。流石に3連敗はまずい。デンマークとの因縁はそれに留まらず、前回大会でもグループリーグ最終戦で対戦。 その4年前の状況は、フランスは決勝トーナメント進出が決まっていて、負けなければ首位通過。デンマークももし負けた…

美しいスタジアムで魅せた個の力

画像:TF1より いよいよレ・ブルーのワールドカップ2連覇への旅が本格的に始まりました。初戦のアル・ジャヌーブスタジアムはダウ船をイメージしたとても美しいスタジアムですが、2010年の招致合戦の時に見た綺麗な白い貝殻をイメージしたスタジアムを、でき…

4年前の大苦戦

画像:日曜日放送の Telefoot(TF1)より 1番上は著作権わたしにあり。 ベンゼマの衝撃的な離脱がありながらも気持ちを切り替えているらしいフランス代表選手たち。デシャンはベンゼマの代わりは呼ばず。 グリーズマンは2014 W杯以来ずっといっしょだった仲の…

2022カタールW杯フランス代表メンバー 禍を転じて福と為す Un bonheur vient parfois d’un malheur

※以下画像は全てTF1 LE20Hより メンバー発表から1週間以上経ってその間にもいろいろ変化がありました。怒涛のワールドカップ期間が始まった感じ… GKはメニャンが回復せず、カタールに連れて行けないことになり結局4年前と同じ3人。ラフォンよりもマンダンダ…

26名代表メンバー予想と歴代のメンバー発表

いよいよ11/9、日本時間11/10早朝にデシャンから26名のメンバーが発表されます。(写真は司会者のジル・ブロー:TF1公式Twitterより) 2014、2018と同じでTF1のニュース番組で発表される予定です。今大会から26名(いつかコロナが落ち着いても多分そのまま)なの…

偉大な2人の欠場

ネーションズリーグの結果はフラストレーションの溜まるものでした。最下位リーグB降格は回避したけど。 確かに怪我人ばかりだし、ワールドカップ本大会で対戦する相手だから負けといて良かったとも言えるけど。それにしてもデシャンの怪我人多いから土壇場…

グリズーの復調、キリアンはペレ、マラドーナを目指せる

オーストリア戦🇦🇹、一方的な展開で試合としてはあまり面白くは無かったですが、良い材料がたくさんありました。ただメニャンとクンデの負傷でまたまた怪我人が増え… マンダンダが呼ばれましたが、次戦先発がラフォンじゃなくてアレオラなら私はガッカリです。 …

ラストチャンス

6月のネーションズリーグでの低調ぶりと相次ぐ主力の怪我により、デシャンはワールドカップ前最後の代表招集でやっと多くの変化の兆しを見せました。 まずデシャンが無条件で重用してきたディーニュ、ムサ・ディアビ、ベン・イェデルの招集外。 代わりにレア…

デシャン政権発足10年、厳しい夏

2020-2021ネーションズリーグチャンピオンとして臨んだ6月のネーションズリーググループリーグ。 まさかの4戦勝ちなしで最下位に位置する結果となりました… 確かにシーズンの疲れが溜まり、この大会の意義も微妙なところではあるのでモチベーションが上がら…

20年前、2002年の大失敗②

引用:lazos-nagakura54.sunnyday.jp (画像クリックで飛ぶぞ) 1番学んでないのはルメール監督でしたけど… 第2戦のウルグアイ戦でもルメール監督はなぜかジョルカエフを中田ヒデのチームメイトだったミクーに代えた以外はスタメンをいじらず。 前半の早い段階…

偉大な4シーズンを過ごしたベンゼマ

カリム・ベンゼマのフランス代表としてのキャリアは、約7年前の例の事件、そしてEURO2016、2018W杯での若きタレント達の活躍で完全に終わったと思っていました。 なにより指揮官デシャンやル・グラエ会長との喧嘩合戦で「それ」は確実だったはずでした。 た…

20年前、2002年の大失敗①

日本のサッカーフィーバーが頂点に達した2002年の6月から20年。98年のフランスワールドカップの頃はまだ幼稚園児だった私にとって、ちゃんとその盛り上がりを体感し、試合をちゃんと生で観た初めてのW杯でした。 俊輔の落選。中津江村のカメルーン代表まだコ…

超攻撃的な変則フォーメーション

ワールドカップ抽選会前に行われたアフリカ2ヶ国との親善試合。コートジボワールはW杯に出れるはずの豪華な攻撃陣を持つチームですが、最終予選にすら進めず… 点を決めたガナーズのぺぺはもちろん、ヴィエラ監督の下でプレーするザハ、チャンピオンズリーグ…

ワールドカップイヤー最初の試合

練習試合とはいえ本大会メンバー発表まで恐らく残り8試合。(どこかで親善試合が追加されるかもしれないけど)サバイバルが始まりますが、残念ながら最初にデシャンが選んだメンバーはいつも通りのメンバー。初招集が2人いたとはいえ(後にパヴァール離脱でマル…

無敗の2021年

自国開催にして20世紀最後のW杯で、ジダン、テュラムを中心に据えフランスを世界一に導いたエメ・ジャケ監督。昨日80歳という節目の誕生日でした。 それから20年後のロシアW杯で教え子にして主将に任命していたディディエ・デシャン率いるレ・ブルーが再び世…

デシャンの選手選考

11月のW杯予選カザフスタン戦(JST14日4:45)フィンランド戦(JST17日4:45)に臨むメンバーが発表されました。デシャンの選んだメンバーは、期待していたものとは違いました。 GK:ロリス、コスティル、アレオラ マンダンダがマルセイユで正GKの座を奪われている…

EUROのちょっとしたリベンジとネーションズリーグの恩恵

★=決定機 選手名が赤文字=枠内シュート 選手名が緑色=ゴール 【選手名など】=シュートではないけどチャンス(???)=補足 FRANCE 1st 5'【ポグバ→ベンゼマ】(大チャンス) 7:40頃'【見事なパスワーク ベンゼマ→ポグバ→エンバペ→グリーズマン→パヴァー…

3年前の因縁の相手ベルギー

EURO2020での大失敗からわずか約3ヶ月でUEFAネーションズリーグ2020-2021のファイナルラウンドというささやかな?リベンジの場が設けられたフランス。 相手は3年前のロシアW杯で事実上の決勝戦を演じて、フランス優勢の勝利だったにもかかわらずフランスのス…

長い悪れを断ち切ったのは3-4-1-2

11月のW杯予選の終了を前に、EURO後のフランスの変化を振り返りたいと思います。 まずEUROでの悪い流れを引きずったまま臨んだ9月のW杯予選。フランスはボスニア・ヘルツェゴビナ戦と次のウクライナ戦、共に先制される展開。EUROのハンガリー戦から数えて5試…

EURO後初の代表招集

悲しみのEURO2020から約2ヶ月。デシャンはカタールW杯へ向けてA代表未経験の選手を4人選んだりとチームの新陳代謝をしていく姿勢を見せてくれました。EUROでは26名の選手登録だったのですが、デシャンいわく呼ばれても出れないとなるとフラストレーションが…

UEFAEURO2020振り返り(カタールW杯注目の12ヶ国+ロシア)

Izumi Thuram 2021/07/25 16:06 1.フランス 1年も延期になって、待ちに待ったEURO2020だったけど残念ながらまさかのベスト16敗退。予定通り1年前に開催されていたらどうだったかな。ベンゼマが呼ばれなかったり、マルシアル、マテュイディが呼ばれたり、ポグ…