カリム・ベンゼマのフランス代表としてのキャリアは、約7年前の例の事件、そしてEURO2016、2018W杯での若きタレント達の活躍で完全に終わったと思っていました。
なにより指揮官デシャンやル・グラエ会長との喧嘩合戦で「それ」は確実だったはずでした。
ただベンゼマは口だけではなく30代になった過去4シーズン全てでリーグ戦20ゴール以上を達成。ロシアW杯でベンゼマ無しで世界王者に輝いたデシャンでさえも、無視できない活躍で昨夏のEURO2020で再びレ・ブルーのユニフォームに袖を通しました。
そして21-22シーズン、リーガとCLで優勝&得点王というこれ以上ない成績で締めくくり、名実ともに世界最高の選手になりました。特にシュート精度の向上は目を見張るものがあります。ベンゼマの類稀な才能と努力は、尊敬せざるを得ないし、4年前ベンゼマはいらないと思っていた私も謝らないといけません。
それだけでなく昨シーズン散々な結果となったヴァラン、ポグバ、グリーズマンというベンゼマ不在時にフランス代表を引っ張ってきた3人には、ベンゼマの背中を見て、まだまだこれからと奮起してほしいです。(ポグバの怪我どうなる…)