トリコロールたちとの日々

On vit ensemble, on meurt ensemble.(レ・ブルーと共に生き、共に死ぬ女のブログ)自分で見返す為に書いてる

26名代表メンバー予想と歴代のメンバー発表

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いよいよ11/9、日本時間11/10早朝にデシャンから26名のメンバーが発表されます。(写真は司会者のジル・ブロー:TF1公式Twitterより)

 

2014、2018と同じでTF1のニュース番組で発表される予定です。今大会から26名(いつかコロナが落ち着いても多分そのまま)なので3名恩恵を受ける形になりますが、日本代表は古橋、旗出が外れたのは残念でした。フランスもポグバ、カンテが怪我で残念ですが、今回のメンバー発表の最終的な予想をしてみます。

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まずGKはメニャンが現在怪我していても、治ることを願って連れて行くのかどうかが気になります。ただかなり厳しいと思うのでラフォン、アレオラがロリスの控えを務めるのが無難な予想です。経験を買ってマンダンダもあり得ます。ただロリスの代わりがクラブチームで控えのアレオラなのは辛い。

 

DFはキンペンベが外れると予想し、10月に2試合とも出場機会を得たバディアシルがスタメン候補に名乗りをあげると思います。

 

MFはポグバの代わりがいないのは残念ですね。デシャンから酷評されたカマヴィンガは、期待値も高いがゆえの酷評だと思うのでメンバー入りするんじゃないかな…ユスフ・フォファナとゲンドゥージがチュアメニ、ラビオを刺激するくらい頑張ってほしい。

FWは絶好調の4人、デンベレ、ジルー、コロ・ムアニ、そして最近呼ばれてませんがブンデス得点ランクトップのマルクステュラムが入ると予想。彼らがBGMトリオの控えなんて何と贅沢な布陣。

誰かが怪我したらベン・イェデル、ムサ・ディアビが入るんでしょうけど。でも個人的には、もし誰かが怪我してしまったらエリー・ワヒを入れてほしい。

 

他に私が個人的にメンバーに入ってほしいと思うサプライズ候補はニースのケフレン・テュラムf:id:izumeeland:20221106151418j:image

完全にテュラムの息子ということで贔屓だけど、この2001年生まれの新星を見たい。

(ちなみにかなり母親:リリアンの元妻にそっくり)

 

あとはジョナタン・クロウスでなくて、パリのムキエレを呼んでほしいかな。彼はセンターバックもできるし。

 

フランス代表過去の代表選出

1998:当時は22名。エメ・ジャケ監督は22名を選ぶ前に28名のリストを発表し、メディアから優柔不断と批判される。特にレキップ紙はジャケを「フランスを優勝に導くのにふさわしくない男」と書いた。当時マルセイユ所属のクロード・マケレレは、セリエA組のアラン・ボゴシアンに勝てず外れる。約3年代表から外れていたダヴィド・ジノラのサプライズ招集も無し。

その後28名から外れた選手で論争を呼んだのは、当時期待の新星であった19歳のニコラ・アネルカミランで活躍していたイブラヒム・バ

結果ジャケは批判を覆し伝説の監督になったけど決勝戦試合後のインタビューでは在任中の行き過ぎた批判に対して「レキップは絶対許さない」と話した。

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【快速サイドアタッカーのイブラヒム・バ】

 

2002:この大会から23名に。いくらか若手は呼んだけどほとんど使わず、ジャケ時代の遺産で4年間を過ごし、ベテランを重宝したルメール監督。結果本大会でジズー、ピレス、退場したアンリの穴を埋められずに屈辱の無得点敗退。

 

怪我以外で外れた主な選手はニューキャッスルで大活躍していた黄金の左脚ローラン・ロベール、当時はギリシャでプレーしていたクリスティアン・カランブー

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【名将ボビー・ロブソン率いるニューキャッスルでキープレイヤーとして活躍したローラン・ロベール】

 

2006:この大会、ジダンの頭突きどうこうよりも監督がドメネクだったから優勝出来なかったと思っているし、むしろドメネクが優勝監督にならなくて良かった。

ただリベリーのサプライズ招集の決断は良かった。(待望論はかなりあったからドメネクのおかげではないけど)

それ以上のサプライズだったのは05-06プレミアリーグで大活躍した右サイドバックパスカル・シンボンダの招集。ただ名手サニョルの牙城は崩せず。大会前の親善試合でジブリル・シセが大怪我。リヨンのゴヴが代替招集。

 

怪我以外で外れた主な選手は、バルセロナリュドヴィク・ジュリアーセナルのスーパーロブことピレスブレーメンで大活躍、代表引退は宣言してたけどジョアン・ミクー、ローマのオリヴィエ・ダクールフィリップ・メクセスマンチェスター・ユナイテッドパトリス・エヴラ

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【ピレスとドメネクの確執はあまりにも有名。フランス代表との別れだけでなく、チャンピオンズリーグ決勝でGKの退場により早期交代させられるなど、ピレスにとってキャリアの転換点となるシーズンに】

 

2010:ドメネクが論外過ぎて思い出したくないので省略。

 

怪我以外で外れた主な選手セバスティアン・フレイ(ドメネクが監督でいる限り代表には行かないと言っていた)フィリップ・メクセスパトリック・ヴィエラサミル・ナスリカリム・ベンゼマ

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レアル・マドリー1年目で、あまり活躍出来なかった若手のベンゼマはジニャクやシセに押し出される形で選外に】

 

2014:大きなサプライズは無し。ただ、シティで活躍しリーグ制覇に貢献していたナスリが外れる。ナスリのガールフレンドがTwitterデシャンを侮辱し、それにナスリが同調すると大騒動に発展。結果ナスリは選ばなくて良かったとフランス国民のほとんどが思ったはず。

その後の準備段階で攻撃の要フランク・リベリーが腰痛でメンバーから外れ、プレースキックの名手クレマン・グルニエも負傷。当時絶頂のリベリーがいればまた違う結果になっていたかもしれないので残念。

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【その後リベリーは怪我がちになり、二度とレ・ブルーのユニフォームを着ることなく今年引退。別れは突然だった。】

 

2018:自国開催のEURO2016を経て、ジズー時代以来のタレント軍団に成長したレ・ブルー。前回に続き大きなサプライズは無し。

ただデシャン就任以来、常にDFの中心であったローラン・コシールニーが負傷で選外。代わりはEURO2016でプレーしたベテランのアディル・ラミ。(この選択はチームの雰囲気作りの上で大正解になった)

バイエルンキングスレイ・コマンもシーズン最後の3ヶ月はプレーできず、コンディションについて懸念されて選外。アレクサンドル・ラカゼットアントニーマルシアのプレミアで活躍するFW陣も選外。後にスペイン代表を選ぶことになるアイメリック・ラポルトは最後まで無視。

常に呼ばれていたリュカ・ディーニュアトレティコで成長したルーカス・エルナンデスに押し出される形で選外。長らく呼ばれていなかったマルセイユディミトリ・パイェもメンバーには入らなかった。ただその活躍ぶりはチームをヨーロッパリーグ準優勝に導くなど、デシャンには「怪我しなければ入れていた」と言及されるほどだった。

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【かつてフランス期待の超新星としてユナイテッドで衝撃のデビューを果たした19歳のマルシアルも今や26歳。今回のワールドカップも選外は確実】

 

 

今年もデシャンの事だからワイやケフレン・テュラム、ムキエレのサプライズ招集はないだろうし、ベンゼマ、ヴァランなどコンディションが心配な選手がたくさんいます。

それでも2連覇を心から願っているし、前回出場出来なかったベンゼマにはその思いをぶつけてほしい。

Allez Les Bleus‼︎