トリコロールたちとの日々

On vit ensemble, on meurt ensemble.(レ・ブルーと共に生き、共に死ぬ女のブログ)自分で見返す為に書いてる

2023年のショッキングな出来事とEUROメンバー予想

2023年のレ・ブルーは、ワールドカップからあまり変わり映えのしないチームでしたが、実はいくつか大きな変化がありました。

 

①ル・グラエ長期政権のあっけない終わり

カタールW杯準優勝後、FFF会長だったル・グラエ氏は、相変わらずの寵愛ぶりでデシャンと2026年、次のワールドカップまで契約を更新してしまいます。

 

その後の英雄ジダンに対する失言は多方面、とくに現在サッカー界で1番大きな影響力をもつ選手と言っても過言ではないキリアン・エンバペからもSNSで直接苦言を呈されました。

エムバペも批判、仏連盟会長のジダン氏への「失礼」な発言が物議 写真1枚 国際ニュース:AFPBB News

f:id:izumeeland:20240225141838j:image

f:id:izumeeland:20240225141842j:image

写真:2015年の100キャップ以上達成選手への称賛行事(テュラムは欠席)

 

これをきっかけにセクハラ疑惑もあり、会長職の停止、最終的には辞任に追い込まれました。

彼がもう少し早く辞めてくれれば、ジズーのレ・ブルーで新しいスタートを切っていたかもしれません…

French FA chief Le Graët 'no longer has legitimacy' to stay in post, says report

 

ラファエル・ヴァランの代表引退

f:id:izumeeland:20240225140123j:image

France defender Varane retires from international football | Reuters

本当にショックでしたね…

ユナイテッドでは批判されたりしてるけど、そもそもあのチームは、この10年いろんな選手をダメにしてきてるチームだから。(私もユナイテッド好きだけどあえて言う)

あなたの経験は間違いなくまだ必要。家族と仲睦まじく過ごしているのをインスタで見てると、よかったね、とは思うけど。ジズーやテュラムのように戻ってきてほしい。

 

ポール・ポグバのドーピング問題(事実上の代表引退)

f:id:izumeeland:20240225140603j:image

写真:FFF公式より、2013年の共に代表初出場時のインタビュー

 

ポグバのドーピング問題 聴聞会が無期限延期に 写真1枚 国際ニュース:AFPBB News

大好きな選手だったけどここまで来ると愛想が尽く。

問題は長引き、怪我もあり、最後にまともにプレーしたのは2年前。

W杯は制覇したけど、その大きな才能を考えたら、あと1回のW杯とEURO優勝、CL制覇も可能だったと思う。さよならポグバ。もう3年前のような最高峰のレベルには戻れない。

 

④エンゴロ・カンテのサウジ移籍(事実上の代表引退)

こちらも怪我ばかりではあったけど、同い年のグリーズマンが2度目のキャリア全盛期を迎えている事を考えると非常に残念。これでフランス代表は偉大な3人を失ってしまったのでした…

 

⭐️UEFA EURO2024 メンバー予想⭐️

 

とはいえ、それでもフランスが優勝候補筆頭である事に変わりはありません。そこで私の理想の26名のメンバーを考えてみました。(太字はパリ五輪招集可能性のある選手)

 

GK:メニャン(サンバ、アレオラ)

CB:ヴァラン(クンデ、サリバ)

CB:コナテ(ウパメカノ)

RSB:パヴァール(クロウス)

LSB:テオ・エルナンデス(リュカ・エルナンデス)

DMF:チュアメニ(ユスフ・フォファナ)

DMF(CMF):ラビオ(カマヴィンガ)

OMF(CMF):グリーズマン(ザイール=エメリ)

RWG:コマン(ウスマン・デンベレ)

LWG:エンバペ(エンクンク、ワイ)

CF:ジルー(マルクステュラム、コロ・ムアニ)

 

ヴァランが代表に戻ってきてくれない事は、考えたくない。本当はケフレン・テュラムも呼んでブラザーズプレイしてほしいところだけど厳しそう。RCランスのワイは未招集だけど、ザイール=エメリ呼ぶならとっくに呼ばれていいはず。

f:id:izumeeland:20240225144314j:image

写真:Getty images

冨安とマッチアップしたときのワイ

 

 

f:id:izumeeland:20240225145212p:imagef:id:izumeeland:20240225145236p:image
f:id:izumeeland:20240225145257p:image
f:id:izumeeland:20240225145228p:image
f:id:izumeeland:20240225145253p:image
f:id:izumeeland:20240225145244p:image
f:id:izumeeland:20240225145232p:image
f:id:izumeeland:20240225145301p:image
f:id:izumeeland:20240225145240p:image
f:id:izumeeland:20240225145249p:image

写真:Googleよりスクショ

 

そして昨年10試合のスタメンを見ても、トディボ、ザイール=エメリの活躍とクロウスの復帰以外は、W杯から特に変化なし。確かに既に完成されてるチームではあるけど、このままEUROまで特に変化なく、なんとなく臨んでしまうとアジアカップの日本代表みたいに痛い目に遭う気がする。

 

 

 

デシャンは永遠の総書記ならぬ永遠の監督? ル・グラエ会長の任期は2025年まで

FINAL アルゼンチン戦の主観的な選手採点

ロリス 5.5    メッシのミドルシュートを止めた場面は盛り上がったけど、試合中のセーブはコースの甘いものだけ。EUROに続いてPKを1本も止めることができなかった。

f:id:izumeeland:20230102202945p:image

 

ヴァラン 6.0    随所に素晴らしいプレーを披露していたけど、ディフェンスリーダーとして3失点の責任を取ってもらう意味で厳しめの評価…

私にとって2つ上で、高校生の時から見守ってきた彼は本当に大好きな選手なので2026年までトップレベルを維持してほしい。

 

ウパメカノ 6.0 身体を張ったディフェンスだけでなく縦パスの素晴らしさ含めて私の中では今大会ベストセンターバック。ただ2失点目は彼の軽率なパスが元々の原因になってしまった。

 

クンデ 6.5    EUROやその後のワールドカップ予選では酷評されていた右サイドバックでの起用。今大会では見事に期待に応えていたし派手な活躍は無くとも安定していた。決勝では積極的なオーバーラップも見られた。

 

テオ 5.0    自慢の攻撃力は見られず、守備でも安定せず。ここまで来て初めてカマヴィンガとの途中交代。不完全燃焼に。

 

チュアメニ 5.5    今大会影のMVPもアルゼンチン戦では相手についていけない場面が見られた。ギリギリのコースを狙ったPKも外れてしまい人生の大きな転機であった2022年を悔しさと共に終えた。

 

ラビオ 6.0   チュアメニとグリズーが不調の中、脳震盪を考慮して交代させられるまでフランスの中盤を支えた。ただ彼ならもっとできたような気もする。

 

グリーズマン 5.5    今大会ゴールがなくとも4年前とは違うスタイルで素晴らしい活躍をみせてくれた。まだまだレ・ブルー、サッカー界の主役であることを示すことはできたけど、それゆえに自身の出来が試合開始からの70分近くに反映されてしまった。

 

ウスマン・デンベレ 5.0    ディ・マリアに抜かれて挙句PKを与えてしまった際には、リザラズからただただ「気をつけてよ」と言われてしまった。現在世界一ともいえるドリブラーの出来が悪かったことも敗北の遠因に。

 

エンバペ 8.5    他の攻撃陣と同じく相手に抑え込まれていたけど、同点弾となるPKからギアアップ。メッシにトロフィーは譲ったが、現在実質的には世界最高のフットボーラーであることを世界中に証明した。先日亡くなったペレを超える夢とキャリアを今後見せてくれるかもしれない。そして今大会はタレント軍団レ・ブルーキリアンのチームになった大会として記憶されるかもしれない。

f:id:izumeeland:20230102203056p:image

"コロたんへの決定的なクロス"

 

ジルー 5.0   夢のようなワールドカップを過ごしたジルーも決勝は早々に交代させられ最悪の思い出になってしまった。ただ彼の功績は誰もが記憶するはず。ミランで好調ならEURO2024も目指せる。

 

交代出場

マルクステュラム 6.0   偉大な父と同じようにワールドカップ決勝の舞台に立ったことは嬉しかったけど、史上初の親子2代でのワールドカップ制覇はお預けに。この悔しさをブンデスリーガでぶつけて今後は代表に定着できるようにしてほしい。キリアンとのワンツーでのアシストは最高。今後もいいコンビになる予感。

 

コロ・ムアニ 7.0    PK奪取に積極的なドリブル突破。この人がいなければ凡戦になっていた可能性も高い。決定機をいくつかモノにできず悔しい思いをしたけど、今後の代表への定着に大いに期待。

 

コマン 7.5  スタメン有力だったはずが、デシャンの大会前の4バックへの回帰の決断でスーパーサブへ。今大会は不完全燃焼に終わっていたけど、決勝では途中出場から本来の動きでアルゼンチンを撹乱。メッシからのボール奪取で同点弾の起点になり、得意の切り返しドリブルは誰も止められず、精度の高いプレースキックでチャンスを演出した。PKは残念だったけど、彼もまた世界最高峰のドリブラーである事を証明した。

 

カマヴィンガ 6.0  デシャンのバランスの悪い選手選考のせいで本来の役割とは違う左サイドバックの控えをやらされたが無事にこなした。むしろいつも通りのボール奪取からのドリブルで、改めてその才能の大きさを示した。

 

ユスフ・フォファナ 6.5  途中からでも気迫のあるプレーでチームを鼓舞。パスの精度は悪いけど、守備面では大会を通じて素晴らしい出来だった。

 

コナテ 6.0    短時間でもあれだけの強さとキックの精度を見せつけてくる化け物。そのうち世界最高のディフェンダーになる日が来るかもしれない。

 

ディサシ ー   代表初招集がワールドカップという貴重な体験をした1人。2002年の日本代表で結成されたアゴカルテットの4人をも凌ぐアゴが可愛い。(Désolé d'avoir été impoli.)

今後のさらなる活躍にも期待。

 

 

ル・グラエとデシャンの蜜月は続く…

 

FFFの創設から100年程。

現職の会長は見た目だけだと可愛いおじいちゃんであるノエル・ル・グラエ。その名の通りクリスマスに生まれました。2021年3月に再任されたので、少なくとも2025年まではフランスサッカーの政治的トップの立場にいる予定です。

その任期の長さは初代の方のワールドカップトロフィーにその名を残すジュール・リメ初代FFF会長に次ぐ長さです。彼は元々ごく普通の家庭に生まれましたが、創設した食品会社を1代で大きなグループにした所謂敏腕実業家。その影響力で政治の世界に入り、フランスサッカー界にも貢献してきて、FFFへ。そして南アフリカワールドカップの混乱の後に会長に選ばれました。論争を巻き起こすような事を言ってしまったり、考え方が古い部分もある気がしますが、JFA某たしま会長よりは目立ちたがり屋ではないと思います。

f:id:izumeeland:20230102202128j:image

''画像:ロシアワールドカップ時のル・グラエ会長。周りと比べても小さいかわいらしいおじいちゃんなのが分かる。見た目は。".

 

そんな彼はEURO2012で指揮を執ったブランの契約延長拒否後、元々ブランの次はデシャンという声がたくさんあった通り、マルセイユの監督であったデシャンを後任に指名します。その後2018FIFAワールドカップ制覇まで比較的順調でしたが、EURO2020では圧倒的優勝候補として臨みながら早期敗退。この時ル・グラエ会長はデシャン「初めての失敗」とヴェルオリじいさんみたいな表現で擁護し、彼が続けたいなら続けさせるとしていました。今大会でもベスト4まで行けば彼の意志次第で続投と断言していましたね。

 

ただ、たとえ今回ベスト8で敗退していたとしても、デシャンを解任する事はなかったと思います。ル・グラエはデシャンを非常に好んでおり、「彼以上の監督はいない、見つけるのは難しい」と語っています。なにより会長自身、かなり悪いことが起きない限り、自ら大きな決断をするタイプではないと考えています。元が敏腕実業家とはいえ。

以前はジズーが後継者になるとも語っていましたが(2017年の記事)

再選前(2021年の記事)

昨年(2022年の記事)

 

もしデシャンが辞めたいと考えて、ジズーがフリーなら、そのときはル・グラエとは顔見知りのジズーにすぐ連絡がいくはず。

でも今後もデシャンに辞める意志がない限りこのままずっとデシャンが監督だと思います。

レーヴやタバレスがいなくなった今、デシャンが主要国の中では最長の政権ですが、サウスゲートやダリッチ、スカローニなど、2000年代くらいまでと違って近年は代表監督が長期政権になる傾向がありますね。森保さんも続けることになりましたし。

 

私もデシャンの事は非常に尊敬しているし、モナコ、ユーベ、マルセイユでの仕事ぶりも評価しています。ただ、EURO2016以降のフランスは誰が監督でも常にワールドカップ、ユーロで優勝を狙わないといけないチームなので、ここまで1つしかタイトルを取れていない事は残念に思います。

2つのビッグトーナメントで続けて3-3からのPK負け。というのが、攻撃的に戦った結果ではなく不安定だっただけというのも残念。勢いに乗れば素晴らしい攻撃を繰り出しますが、EUROでのスイス戦でも今回のワールドカップでもそれが断続的。いい試合をしたかと思えばとんでもなく悪い試合をする。その差が小さければいいけど、デシャンの率いてきた10年間はその差が大きすぎるし波がある。EUROのハンガリー戦、2022年のネーションズリーグ、2021年のカタールワールドカップの予選、2018年のオランダ戦等。

 

ただ私は、子どもの頃のヒーローであるジズーがレ・ブルーに戻ってくることを願っているだけなので…

けれどもジズーが監督になれば今より良くなる保証もできない。

 

とりあえず今はデシャンを応援するしかないかな。

24年ぶりのEURO制覇へ向けて新たな挑戦が始まりますが、デシャンはどんなチームにするのか?

続投で不安なのは、間違いなく世代交代やチームの新陳代謝は遅くなる事です。

今回のワールドカップでは怪我人が多かった結果、ギリギリで世代交代が進みましたがどうなるでしょうか。

フットボール史に残るフィナーレの敗者

f:id:izumeeland:20230101180419p:image

21世紀になってからのワールドカップでは、人々に語り継がれるような名勝負はなかなか生まれてこなかったと思う。ただの名勝負ではなくて、語り継がれるようなという形容詞がつく名勝負。

 

そして世界中の多くの人々が望んでいた名勝負は、決勝戦という大舞台で生まれた。でも、それはフランス側から見れば、デシャン政権の10年半で幾度も見せてきたその不安定さが生んでしまったと思う。そしてもっと厳しく言うならば、フランスは試合の半分以上で死んでいたので、最終的なシュート数は物足りなかったし、名勝負と凡戦は紙一重かもしれないと思った。もちろん1点取ってからの勢いは素晴らしかったけど。

 

1 ワールドカップの名勝負

 

その時代を生きて、リアルタイムで観ていなくてもほとんどの人はマラカナンの悲劇」を知っているし、無敵のマイティ・マジャール相手に戦争から立ち直ろうとしていた西ドイツが逆転劇を演じた

ベルンの奇蹟」も多くのファンに語り継がれている。

f:id:izumeeland:20230101181955j:image

(画像:映画「ベルンの奇蹟」より

常勝ドイツの礎を築いたゼップ・ヘルベルガーは今大会のドイツ代表をみてどう思うか)

 

 

17歳のペレがレイモン・コパのフランス相手にハットトリックを決めた試合

「ロースンダの衝撃」

延長戦だけで5点も入って、ベッケンバウアーは肩を脱臼しながらプレーし続けたアステカの死闘」

延長戦でプラティニのフランスが、西ドイツに2点のリードを追い付かれ、ワールドカップ史上初のPK戦での敗者になった試合セビリアの激闘」

史上最強といわれたジーコを中心とする中盤を擁するブラジルが、パオロ・ロッシハットトリックに沈んだ「サリアの悲劇」

ジーコプラティニがPKを外した事でも有名な、ダイレクトパスの応酬が繰り広げられたサッカー史上最も美しいといわれる「ハリスコの芸術」

マラドーナフォークランド紛争で戦死した若者に捧げたイングランド相手の2つの衝撃的なゴール「神の手と5人抜き」

その12年後に同じカードがサンテティエンヌで実現。前半のマイケル・オーウェンの衝撃的なゴール含む点の取り合い。後半、シメオネの挑発に乗ったベッカムの退場。延長戦、キャンベルの幻のゴールからの大ピンチなど、内容の濃かったサンテティエンヌの因縁」

f:id:izumeeland:20230101183345j:image

画像:デイリー・ミラーより(当時は一時的にThe Mirrorとしていた)

 

そして4年半前の、19歳のキリアンの伝説のパフォーマンス含む、ゴラッソの応酬だった極上のシーソーゲーム「カザンの狂想曲」

 

名勝負の条件は

両チームが素晴らしいサッカーをして、どちらも勝者に相応しい内容であったこと。

 

点を取り合うこと。

 

シュート数の多さ、ドラマチックな要素を含んでいるかどうか等いろいろあると思う。

 

今回ルサイルでフランスとアルゼンチンが見せてくれた4年前の因縁の続きは、前述したようにフランスの不安定さによるものかもしれないけど、まさしく名勝負でした。決勝であることも後世に語り継がれる大きな要因になるはず。史上最高のフットボーラーであるリオネル・メッシが35歳にして劇的なワールドカップ初制覇を成し遂げた事も価値が高い。

f:id:izumeeland:20230101183539p:image

(北京五輪の頃からメッシと共にプレーし、悔しい思いをしてきたディ・マリア。そりゃあ感情がぐちゃぐちゃになるよね。)

 

かつて同じような状況だったフランスの英雄ジネディーヌ・ジダンは2度目の星を手に入れる事はできなかったけど、あの時のようにチームを高みに導く特別な個の力を目の当たりにできたのは本当に幸せな事。

 

2 満身創痍の末の残酷な結末

今大会の、というより今年のフランスは大会前から災難に見舞われました…

まずはネーションズリーグでの惨敗。カンテの怪我、ポグバの大会前の復帰断念。メニャンの欠場。メンバー発表後のキンペンベベンゼマエンクンクの相次ぐ離脱。最終的にキリアンの才能に救われたけど、普通ここまで主力をごっそり失えばワールドカップで優勝するのは難しい。結局優勝出来なかったけど、2連覇してもおかしくないところまでいった。この結果と選手層を考えると今のサッカー王国はブラジルではなくフランスだと言ってもいいと思う。

 

デシャンが就任したての2013年、フランスは過渡期にあり、W杯出場も逃しかけたのがつい昨日の事のように思い出されます…

 

2010年代にビッグクラブにたくさんの主力選手を輩出していたのはスペインだった。今そのスペインが名ばかり無敵艦隊に戻っている事を考えると、やっぱりこの黄金時代がいつまで続くかは分からないから本当にもったいない事をしたと思う。

 

それでもPK戦まで粘ったこのチームが1958,1962のブラジルに匹敵する強さを誇るチームである事は確かだし、MERCI LES BLEUS と心からみんなが思ってる。

f:id:izumeeland:20230101184307j:imagef:id:izumeeland:20230101184310j:image

(TF1:MERCI LES BLEUSより

自身の代表最多出場記録を塗り替えたロリスを抱きしめるリリアンとチュアメニに身体の入れ方をレクチャーするリリアン)

 

3 忘れられない敗北を乗り越えて真の伝説となったチーム

「まだ消化できない」エンバペ、W杯決勝から即座にPSG合流の理由を明かす | Goal.com 日本

 

永遠に語り継がれていくであろう名勝負の敗者の側になってしまった事は本当に大きな傷。だけど、チャンピオンズリーグではイスタンブールの奇跡の被害者になったミランがたった2年後、同じ相手に決勝でリベンジを果たした事もある。2000年代前半から中盤にかけて銀河系軍団といわれていたのはレアル・マドリードですが、あの群雄割拠の時代に4年間で3回CL決勝へ進んだという結果だけみれば、ミランが2000年代の最強軍団でした。(それでもレアルは98〜02で3回優勝してますね)

また、1994年大会で優勝したブラジルがバージョンアップして臨んだ1998年。決勝でのロナウドの不調で悔しい準優勝に終わったけど、4年後の日韓ワールドカップで優勝したようにフランスも4年後に雪辱を果たしてほしい。ロナウドの大怪我でシドニー五輪や日韓W杯の南米予選は大苦戦だったけど、選手層でいえば同じくらい凄い。

 

そして8年後も優勝して、連覇の夢を叶えてほしい。

運命的な20年後の対戦

フランス、アルゼンチン。

f:id:izumeeland:20221218224315j:image

ここ数年世界最強の選手層を誇るチームと、世界最高、歴史上最高の選手を擁するチームの対戦。

 

ロシアでの素晴らしいシーソーゲームは記憶に新しいですが、メッシからすればやはりフランスは越えなければならない壁ですね。

 

決勝はアルゼンチンかブラジルを望んでいたし、夢のカードですが、いざ実現するとメッシに対しては複雑な感情になります。

f:id:izumeeland:20221218224520j:image

photo/Getty Images

 

メッシは私が小学生の頃から社会人になるまでずっと、世界中のサッカーファンに夢を見せてくれた。本当に感謝しているし、今後の人生で史上最高の選手は?と聞かれたら私はメッシとジダンの名を挙げる。

その偉大さはこの試合で決まるものではないけど、メッシの悲しむ顔は見たくないなぁ。

でもフランスが負けるのはもっと辛いから私はいつも通りレ・ブルーを応援する。

英雄メッシへ女性リポーターが感動メッセージ。「決勝がどんな結果になっても問題ない。あなたは皆の人生に足跡を残した」 | Goal.com 日本

この話題になったインタビューは私がドイツワールドカップの時に戻ってジズーに同じことを伝えたいくらい感動的。

 

ちなみに20年前の日韓ワールドカップ。評判が高く圧倒的な優勝候補だったのはフランスとアルゼンチン。結果はみなさん知っての通り。

フランスはあの時達成出来なかった2連覇の夢をあと一つで叶えようとしている。20年でその機会をモノにした今の選手たちの事をすごく尊敬する。

 

f:id:izumeeland:20221224225237j:image

アルゼンチンは2002年の豪華なチームでも成し遂げられ無かったことをチームメッシで叶えようとしている。キャリアのラストでワールドカップ決勝なんてドラマティックな舞台までチームを連れて行ったのは2006年当時34歳のジズーくらい。あの時小6だった私はかなり興奮していたから、今のアルゼンチンの人達の興奮はよく分かる。しかもマラドーナが亡くなってから初めてのワールドカップ。アルゼンチンが主人公でフランスがラスボス的な構図なのは否めない。

f:id:izumeeland:20221218224515j:image

画像:2006年のTBSのワールドカップ特番より

f:id:izumeeland:20221218230908p:image

ポグバのスピーチを思い出せ!

 

でもごめん。やっぱり私はフランスのワールドカップ3連覇を心から望んでいる。フランスにとってこれは通過点にしか過ぎないのです。

 

f:id:izumeeland:20221218221854j:image

EURO2022FINALとアラブの夢

待ち望んだ対戦

f:id:izumeeland:20221217162740p:image

 

フランスvsイングランドという夢の対決。両チームとも現在タレントの宝庫であり、この2チームとポルトガルを含めた3ヶ国が次のEURO2024の優勝候補になるでしょう。

f:id:izumeeland:20221217182514p:image

4年前にもこの両チームの対戦は決勝戦で実現する可能性がありましたが、イングランドクロアチアに逆転負け。4年越しで事実上の欧州頂上決戦が実現しました。EUROでベスト16敗退のフランスにとって、ビッグトーナメントのノックアウトラウンドでW杯優勝経験国と戦うのは、前回大会のウルグアイとの準々決勝以来。

f:id:izumeeland:20221217172945p:image

画像:Googleより

正直言ってレ・ブルーはかなり苦しみました。デシャン就任以来臨んだW杯、EUROの本大会で、90分を通してボール支配率、シュート数だけでなく、決定機の数など全てで劣勢を強いられたのは初めてな気がします。フランスがボール支配を譲るのはいつもの事ですが、それにしてもイングランドはすごくいいチームでした。

 

EUROのスイス戦は後半半ば以降の追いつかれた時間帯以外は、一応フランスが主導権を握ってました。(前半は回されてるだけだったけど)

4年前のアルゼンチン、ベルギー戦やクロアチア戦もボール支配率は譲りましたが、フランスの方が決定機が多かったです。今大会もほぼ同じような効率の良い、個々の能力の高さを活かしたカウンター主体のサッカーで勝ち上がって来ています。しかしイングランドはフランスのそれを打ち破っていてもおかしくないとても素晴らしいチームでした。何度も言うけど。

 

ケインの2度目のPKが決まっていたら、延長もしくはPKでかなり苦しい展開だったのは間違いありません。

それにしてもイングランド史ではアラン・シアラーに並ぶPKの名手、ハリー・ケインが外すとは、運が良かったです。

相当なプレッシャーと相手GKが普段のチームメイトである事、2度目のPKである事。やりづらい要素がたくさんありました。

f:id:izumeeland:20221217174609j:image

キリアンウスマンの両翼はこれまでの試合と比べるとかなり抑えられましたが、チュアメニのワンステップでの強烈なミドルシュートグリズーの献身的な働きとクロス、ジルーの決定力。毎試合失点しているとはいえ、世界最高峰のディフェンスライン、ベテランロリスの意地などで事実上の欧州頂上決戦を制しました。バイタルやペナルティエリアでのファールには今後も気をつけてほしいです。

 

デシャンの選手構成、実践しているサッカーの是非は置いといて、このチームがEUROの辛い敗退と大会前の停滞感を払拭できているのは、素晴らしい雰囲気を2014、2018、2022と3大会連続で創り出している、デシャンの力が大きいのは確かです。大会後の続投については正直反対ですが、素晴らしい選手であり、監督であるデシャンが3度目のワールドカップトロフィーを勝ち取る事を心から願っています。

 

イズップ紙採点 ちょっと厳しめ

ロリス:7.0  King of the match 

ヴァラン:6.0

ウパメカノ:6.0

クンデ:6.0

テオ・エルナンデス:5.5

チュアメニ:7.0 

ラビオ:6.0

グリーズマン:7.0

ウスマン:6.0

(コマン:6.0)

キリアン:6.0

ジルー:6.5

ムスリム、アラブ人の想いをのせたアトラスのライオン

f:id:izumeeland:20221217182446p:image

f:id:izumeeland:20221217182552p:image

画像:Googleより

いまさらながら、なんでヴァイッドはあんなに頑固なんでしょうか。

今回のジイェシュのプレーぶりを見ていると、ハリルが彼に譲歩しなかった点は間違いだったと言われても仕方ありません。本当に残念な事です。

 

ロッコは守備の要サイスを中央に配置した5バック気味のフォーメーションでしたが、開始4分でグリーズマンの抜け出しから、あっさりテオに先制ゴールを決められてしまいます。

f:id:izumeeland:20221217202116j:image

ラビオウパの欠場は痛いですが、代わりのフォファナコナテが活躍。フォファナラビオほどのパスの技術はありませんが(それどころかまだ雑なところが目立つ)守備、ボール奪取、危機管理能力に関してはチュアメニにも負けてないですし、コナテは実況が「Merci Konaté」と言っていたくらいチームを救ってくれました。グループリーグでも素晴らしいプレーでしたから不安は無かったけど。

 

先制した事でフランスは精神的、体力的に楽にゲームを進めていきました。モロッコにボールを持たせて、彼らがスペインやポルトガル相手にやってきたサッカーをさせないようにしましたが、モロッコはそれでも素晴らしいプレーでフランスのゴールを何度か脅かしました。

 

でも結局はデンマーク戦以降で1番安心して観れた試合でしたし、疲労も必要最小限に抑えられたような試合でした。準決勝でこの試合ができるのはすごい。テュラムが左、キリアンが中央、コロ・ムアニが右という3トップが観れたのも私は嬉しかったですね。選手層の厚さを見せつけているようで。そしてキリアンのシュートのこぼれ球を押し込んだコロたんの追加点でモロッコの希望を砕きました。これで今大会初めてのクリーンシート。

試合後のジルーのキャリアスタート時のチームメイトであるレグラギとのハグは感動的。恐らくここで再会できたのは奇跡のような可能性だったと思う。間違いなくお互いのその後のキャリアでの努力が身を結んだ結果。

f:id:izumeeland:20221218142211p:image

イズップ紙採点 (主観的)

ロリス:6.5

ヴァラン:6.5

コナテ:7.0

クンデ:6.5

テオ・エルナンデス:7.0

チュアメニ:7.0

フォファナ:6.5

グリーズマン:7.0 King of the match

ウスマン:5.5

(コロ・ムアニ:6.5)

キリアン:6.5

ジルー:6.0

(テュラム:6.5)

 

f:id:izumeeland:20221217212455p:image

画像:2018年7月10日サンクトペテルブルク

 

前回の準決勝は現地で観戦しましたが、あの試合はカザンのアルゼンチン戦と共に事実上の決勝に近く、かなり緊張感がありました。両チームプレー強度、所謂インテンシティーの高い試合でしたし、勝った後の喜びようは選手もサポーターも凄かったです。グリーズマンとジルーは4年前のこの準決勝でも献身的にプレスをかけ、自陣ペナルティエリアまで戻るなど今と変わらないプレーぶりでした。

それを考えるとデンベレのコメントの通り、今回は明らかにチームとしての落ち着きが違いますね。

(フランス語版 スペインのスポルト紙の記事へ)

 

今回初のアラブ世界、イスラーム国家、中東の開催ということで、アフリカ勢初のベスト4を成し遂げたモロッコはいろんな期待を背負った分、後世に残る大きな名声と記録、記憶を手に入れました。今後も彼らには注目ですね!

86年のメキシコワールドカップでもパウロ・フットレのいるポルトガルを破り決勝トーナメントへアフリカ勢として初めて進出したモロッコ

皮肉にもポルトガルにとっては36年前と同じで自分たちが偉業の被害者?になってしまいました。

f:id:izumeeland:20221217215410j:image

苦しい状況下にいるパレスチナの人々にとっても、アラブ人としてモロッコのワールドカップでの躍進は誇らしいものだったようです。彼らもいつかワールドカップの舞台に立てますように。

 

そして私が応援しているイラク代表にもモロッコを見習って5大リーグで活躍できる選手を輩出してほしい。ムスリムやアラブ人達の夢をのせて、モロッコクロアチアとの3位決定戦に臨みます。

 

あー、もし読んでる方いたら適当な文でごめんなさい。正直連日寝不足でもう気力がない。明日はFINAL。元気になれるよう仮眠たくさん取らないと。

またワールドカップ終わったら試合見返します。

私が一生大切にしたい思い出の試合と同じ対戦カード

f:id:izumeeland:20221210223734p:image

Photo:Getty images

🇫🇷フランスvsイングランド🏴󠁧󠁢󠁥󠁮󠁧󠁿

 

この両国が歴史上、外交上で深い関係にあること。良きライバルであること。約100年も戦争をしていた事は皆が知っています。

 

それはサッカーにおいても例外ではありません。90年代から現在までプレミアリーグで活躍するフランス人選手は数多く、お互いがお互いをよく知っているチーム同士と言っていいです。

 

ただビッグトーナメントでの最後の直接対決はEURO2012のグループリーグ初戦まで遡ります。その時はセットプレーからイングランドに先制されながらも、ナスリのミドルシュートでフランスが1-1の同点に持ち込みました。それから10年の時を経て、ついにワールドカップの準々決勝という最高峰の舞台での対戦が実現します。4年前からカタールW杯では優勝候補になり得るチームとの評価を得ていたイングランド。フランスにとって久しぶりに真価が問われる試合になります。そして間違いなく現在の欧州の頂上決戦にもなりそうです。

 

少し参考になるのは5年前の直近の対戦。f:id:izumeeland:20221210222754p:imagef:id:izumeeland:20221210222758p:image画像出典:Googleより

この試合でもジルー、デンべレ、エンバペの3トップが出場しており、若きエンバペとデンベレの親友コンビネーションでのゴールで3-2でイングランドに勝利しました。イングランドもサウスゲート監督の下出場していたケイン、スターリング、ストーンズが現在でも主力です。

 

ただ今回の対戦はいわゆる事実上の決勝といえるものなので、両チームにとって比べ物にならない程タフな試合になる事は間違いありません。ただ今のレ・ブルーには恐れるべき相手などいないし、1番気をつけないといけないのは自分たちの慢心です。そして最後まで気を抜かない、もしくは諦めない事。そういう当たり前の事がほんの少しの差で勝敗を分ける事になるのがこのレベルですね。

 

今回のこの対戦カードは4年前にも待望していたカードですが、18年半前の欧州選手権(EURO2004)での対戦が、私の心に大きく残り続けています。f:id:izumeeland:20221210224310p:image

Getty imagesより

 

私は当時小4で、残念ながら朝の3時頃に起きるという特殊能力を身につけておらず、学校で眠くなると大変なので親に録画してもらいました。朝起きてから学校へ行き、帰ってくるまで情報は一切遮断しました。もちろん学校でEUROの話をしていた子なんていなかったですけどね。

いつも一緒に帰っていた友達に急いでいることを伝え、家に帰って速攻で父に録画してもらったVHSを再生しました。

f:id:izumeeland:20221210225501p:image

ソファーで観ていました。🛋

隣には何が何だかわからず一緒にみている赤さんの妹。f:id:izumeeland:20221210233655j:image画像はイメージです。(本物の妹)

 

当時は、日韓W杯で、もしフランスが決勝トーナメントに進出していたら日本で生で観ることができたかもしれないという想いがあり、それができなかった悔しさがありました。なのであのEUROで2000年に続き優勝してほしいという想いはかなり強かったです。そしてジダンの極上のプレーにも期待していたし、ジズー含めテュラムリザラズバルテズら黄金世代の最後のタイトル獲得のチャンスと考えられていました。

 

f:id:izumeeland:20221210234519p:image

Getty imagesより

 

イングランドには当時日本でも大人気で世界で1番有名なフットボーラーであったベッカムを筆頭に、黄金の中盤が形成され、ルーニーオーウェンの2トップも期待されていた魅力的なチームでした。これにワクワクしない子どもなんていません。

 

試合内容はフランスにとってはかなり良くないもので、ボールを保持してチャンスをつくっていたとはいえ、ちぐはぐな攻撃。イングランドは先制し、手堅く守り、時間を進めました。私は90分間のうち、ほぼ全てを不安な気持ちで観ていたような気がします。

 

ただ最後に何が起こったのかは皆さんご存知の通り。この試合について詳しく書くのは置いといて、ほぼ負けが決まっていたフランスが、slam dunkの山王戦の如く最後の最後、試合終了直前でまさかの逆転に成功します。そんな何が起こったのかよく分からない状況を人生で初めて目の当たりにした私は、くまのプーさんのティガーのように飛び跳ねていました。

 

子どもの頃に体験したあの衝撃や興奮は大人になった今でも忘れられないし、あの感覚を味わうためにサッカーをしていたし、観戦しつづける理由になっているような気がします。

 

ワールドカップ2連覇へ、最初の難関があと4時間ほどで始まります。またあの時のようなワクワクする試合でレ・ブルーが勝てば、それ以上幸せなことはありません。

 

…チュアメニとクンデ、イエロー貰わないで…

杞憂に終わった8分の1ファイナル

去年のEUROとは違って積極的な姿勢が見られたポーランド戦前半。比較的安心して見ることはできましたが、先制するまでは危ないシーンも作られたので一歩間違えていたら大変な事になっていたかもしれません。

 

まずはジルーの決定機。あれを外してしまうとかなり落ち込むのが普通なのでメンタル面が心配でしたがさすがベテラン。きっちりスーパーゴールで前半のうちに先制します。f:id:izumeeland:20221207224758p:imagef:id:izumeeland:20221207224807p:imagef:id:izumeeland:20221207224835p:image

ボールを上から叩きつけて浮かしてキーパーのタイミングを外すなんて、ワールドカップで披露するには難易度が高い…

私が下手なだけかもしれませんが。

今のところ私はリシャルリソンのボレーよりもこっちが好きです♡

 

エンバペが相手右サイドバックの、アストン・ヴィラキャッシュにほぼ抑えられていたのが気になりましたが、後半2ゴール。1点目はドリブルがダメならと言わんばかりのスピード、コース申し分ないドライブシュート。ボールを持ってから判断が遅いなぁと思ったのですが、きちんと決めてしまうのだから😦

 

2点目はテュラムのパスを受けて、2タッチ目で右足の打ちやすい場所に置いたリズムの良いカーブをかけたシュート。名手シュチェスニーも触りましたが、ボールはゴールへ吸い込まれました。もう怪物でしかない。フェノーメノ

ブラジルのロナウドが99年と2000年の大怪我してなくて、スピードが落ちてなかったらどんな選手になっていたか(それでもめっちゃ速かったけど)をエンバペが2020年代で再現してくれるかもしれませんね。

 

 

イズッミ・デッロ・スポルト

 

ジルー7.5  King of the match

エンバペ7.5

デンベレ7.0

グリズー6.5

ラビオ6.0

チュアメニ6.5

テオ6.0

クンデ6.0

ヴァラン7.0   ハーフタイムにはチームに檄を飛ばしたそう。まだ20代だけどすでに10年の代表キャリア。4年後はキャプテンとして出場してほしい。

ウパ7.0

ロリス6.0

テュラム6.0

コマン6.0

フォファナ6.0

ディサシ-