フランス、アルゼンチン。
ここ数年世界最強の選手層を誇るチームと、世界最高、歴史上最高の選手を擁するチームの対戦。
ロシアでの素晴らしいシーソーゲームは記憶に新しいですが、メッシからすればやはりフランスは越えなければならない壁ですね。
決勝はアルゼンチンかブラジルを望んでいたし、夢のカードですが、いざ実現するとメッシに対しては複雑な感情になります。
photo/Getty Images
メッシは私が小学生の頃から社会人になるまでずっと、世界中のサッカーファンに夢を見せてくれた。本当に感謝しているし、今後の人生で史上最高の選手は?と聞かれたら私はメッシとジダンの名を挙げる。
その偉大さはこの試合で決まるものではないけど、メッシの悲しむ顔は見たくないなぁ。
でもフランスが負けるのはもっと辛いから私はいつも通りレ・ブルーを応援する。
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この話題になったインタビューは私がドイツワールドカップの時に戻ってジズーに同じことを伝えたいくらい感動的。
ちなみに20年前の日韓ワールドカップ。評判が高く圧倒的な優勝候補だったのはフランスとアルゼンチン。結果はみなさん知っての通り。
フランスはあの時達成出来なかった2連覇の夢をあと一つで叶えようとしている。20年でその機会をモノにした今の選手たちの事をすごく尊敬する。
アルゼンチンは2002年の豪華なチームでも成し遂げられ無かったことをチームメッシで叶えようとしている。キャリアのラストでワールドカップ決勝なんてドラマティックな舞台までチームを連れて行ったのは2006年当時34歳のジズーくらい。あの時小6だった私はかなり興奮していたから、今のアルゼンチンの人達の興奮はよく分かる。しかもマラドーナが亡くなってから初めてのワールドカップ。アルゼンチンが主人公でフランスがラスボス的な構図なのは否めない。
画像:2006年のTBSのワールドカップ特番より
ポグバのスピーチを思い出せ!
でもごめん。やっぱり私はフランスのワールドカップ3連覇を心から望んでいる。フランスにとってこれは通過点にしか過ぎないのです。