トリコロールたちとの日々

On vit ensemble, on meurt ensemble.(レ・ブルーと共に生き、共に死ぬ女のブログ)自分で見返す為に書いてる

グリズーの復調、キリアンはペレ、マラドーナを目指せる

オーストリア戦🇦🇹、一方的な展開で試合としてはあまり面白くは無かったですが、良い材料がたくさんありました。ただメニャンとクンデの負傷でまたまた怪我人が増え…

 

マンダンダが呼ばれましたが、次戦先発がラフォンじゃなくてアレオラなら私はガッカリです。

 

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まずやっぱりキャプテンマークを巻くヴァランはよりかっこいいし、フランス代表におけるヴァランは他の選手とはレベルが違うことを改めて実感しました。デンマーク戦とワールドカップ本大会でも怪我せずにプレーしてもらって、安定した守備を見せてほしいです。この人が本大会怪我で出なければかなり苦労しそう。幸いユナイテッドでも復調傾向にあるからあと2ヶ月頑張ってほしい。

デビュー戦のバディアシルとY・フォファナはびっくりするくらい落ち着いていました。本大会メンバー入りへひとまずアピール成功でしょう。

 

でもこの試合で1番目立ったのはやっぱり前線の3人。f:id:izumeeland:20220924155040j:imagef:id:izumeeland:20220924155208j:imagef:id:izumeeland:20220924155217j:image(フランス代表公式Twitterアカウントより)

 

4年前世界を制した時のスタメン攻撃陣3人でもあります。特にジルーはもうすぐ36ですが今でも頼りになることを所属するミランとこの試合で証明しています。

それと昨季大スランプに陥ったグリズーは今シーズンリーガで契約上の出場時間問題がありながらもプレー自体はキレが戻っています。この試合でもシャドーやパサーの役割をこなし、ジルーのゴールをアシスト。デシャンがいわゆるトップ下のポジションを置くフォーメーションを採用しているのもそもそもはグリーズマンを生かすため。なのでポグバの出場が微妙なのもあり、彼が調子悪いと今まで1年間やってきたことの見直しが必要になってしまうところでした。

 

そしてなんと言ってもキリアン・エンバペ。この人のプレーを見ていると怪我人続出でも彼がなんとかしてくれると思ってしまうくらいです。

 

話は変わりますが、今までワールドカップ2連覇を果たした国はイタリア、ブラジルです。でも1934年大会はファシスト政権下の疑惑の大会。1938年大会は第二次世界大戦前の不安定な世界情勢もあり、辞退した国が多数。何より両大会には当時世界一の実力を持っていたウルグアイイングランドが出場していませんでした。f:id:izumeeland:20220924165542j:image(お馴染みのGetty  Imagesより、ワールドカップ2連覇を達成した唯一の監督ヴィットーリオ・ポッツォ:1番右 とイタリア代表。デシャンはこの記録に挑戦)

そう考えると後世の評価として実質ワールドカップ2連覇はブラジルのみ。そのうち攻撃の中心選手だったのはペレ、ザガロ、ジジ、ババ、ガリンシャ。ペレは唯一3回ワールドカップを制していますが、1962年大会は怪我で決勝トーナメントはほぼ出ていません。

なのでもし今回フランスがワールドカップ2連覇を果たすことができればエンバペは23歳にして彼らに並び、今後のキャリア次第で彼らを越えるチャンスも充分与えられます。

 

10年前は過渡期で苦しんでいたフランス代表がここまで人材豊富なタレント軍団になったようにフットボールの世界は大きく変化していきます。10年後に振り返ったとき、キリアンはペレ、マラドーナ、メッシの領域を越えているのかどうか。

 

カタールでの結果がその行方を大きく左右します。

下はデンマーク戦の希望スタメン。本番で戦う相手だしやりづらいので大きく変えていろいろ試してほしいけど。

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